インプラントに年齢制限はあるの?

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2024.08.02

インプラントに年齢制限はあるの?

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科的手術を行ないます。外科的手術を行うということは、どうしても身体がダメージを受けます。小さい子どもや高齢者でも、インプラント治療は受けられるのでしょうか。また、安全に治療するためには、おおよそ何歳から何歳までにインプラント治療を行うのがよいのでしょうか。今回は、小さい子どもや高齢者がインプラント治療できるかについて、詳しく解説していきます。

■何歳からインプラント治療はできますか?

インプラント治療ができるのは、顎の成長が止まる20歳以上とされています。従って、未成年はインプラント治療が事実上は不可とされています。その理由は、成長途中にある骨は柔らかく動くので、土台には向いていないからです。また、顎の成長には個人差があるので、一概に二十歳の誕生日を過ぎたら全員可能というわけではありません。人によっては30歳近くまで、顎が成長を続ける人もいます。顎の成長が止まったら、適応時期と言えます。

では、どうしたら適応時期がわかるのでしょうか。専門の技術を取得した歯科医師が、永久歯の生え具合や顎の成長具合などから、インプラント治療できるかどうかを総合的に判断します。若いうちにインプラント治療を行いたいと考えている方は、まずは歯科医師に相談して、時期が訪れるまで経過観察をしましょう。インプラント治療ができるようになるまでは、ブリッジや入れ歯で対応するのが一般的です。

■若いうちからインプラント治療をしたほうがいいですか?

若くして歯が抜けた人は、年を取ってから歯が抜けた人に比べて、人生において歯がない期間が長くなります。そして、入れ歯やブリッジは、支えとなるバネをかける歯や、被せ物の土台にするために隣接する歯を削らなければならないなど、負担がかかります。いずれはバネをかけている歯や、隣接する土台の歯も失ってしまうでしょう。インプラントは、顎に直接人工歯を埋入するため隣接する歯に負担をかけません。永久歯を一本でも多く長く残したいと考えているのであれば、最初からインプラントを入れるのが望ましいでしょう。

【失った歯をそのままにするデメリット】

容姿にコンプレックスを持ってしまう

歯並びが悪かったり歯がなかったりすることを気にして、人に口の中を見られることに抵抗を感じてしまいます。そのために、口を大きく開けて笑ったり話したりすることができず、表情も暗くなってしまいます。日常のコミュニケーションにおいて、表情はとても大切です。特に接客業や営業職の方は、仕事に良くない影響が出てしまうかもしれません。

発音が悪くなる

特に前歯を失うと、息が漏れてしまって明瞭に発音できなくなります。日常のコミュニケーションにおいて、相手が聞き取りやすく話すことはとても大切です。上記と同じく、特に接客業や営業職の方は、仕事に良くない影響が出てしまうかもしれません。

咀嚼不足になる

咀嚼不足とは、咀嚼(噛み砕き)を充分に行わずに食べ物を飲み込むことです。胃や腸に余計な負担がかかってしまい、消化不良を起こしてしまいます。きちんと栄養が吸収できないと、免疫力も下がってしまい、全身の健康によくない影響を与えます。唾液の分泌も不足してしまうので、虫歯リスクも高まります。

咬み合わせが悪くなる

抜けた歯の上下反対側の歯は、咬み合わないためにすり減ることがなく、次第に伸びていきます。そして抜けた部分を補うために、その両側の歯が傾いて、余計に歯の隙間が広がっていきます。咬み合わせが悪くなることで、上記の咀嚼不足にも繋がります。

噛む力が弱くなる

本来2本で噛むところを1本で噛むことになるため、残った歯に二倍の負担がかかってしまいます。また、歯が欠けた側ではうまく噛めないため、反対側ばかりで噛むことになり、左右の咬み合わせのバランスが崩れてしまいます。顎関節症の原因にもなったり、ひどい場合は顔の骨格が歪むこともあります。

食いしばれない

歯でグッと食いしばれないので、集中力に欠けるようになり、スポーツや学力で本来の力が発揮できなくなる可能性があります。仕事や学業の生産性にもよくない影響を与えます。

■若いうちにインプラント治療をしたら、インプラント歯周炎のリスクが高まる?

【インプラント周囲炎とは】

インプラント周囲炎とは、インプラント周辺が歯周病と同じような症状になることです。 インプラント治療後、毎日の歯磨きや、定期的なメンテナンスが不十分だと、細菌が歯肉とインプラントの境目に侵入してしまいます。 初期段階はインプラント周囲の歯肉から出血する程度なので、つい放置してしまいがちです。 悪化すると、膿んできたり 腫れたりして、最終的にはインプラントが脱離してしまいます。

一本でもインプラント治療をすれば、どんなに若くてもインプラント周囲炎になるリスクはあります。しかし、インプラント治療のメンテナンスがきっかけになって、若い頃からお口の健康管理をしっかりと行っていれば、口腔環境は崩れることはありません。若い頃に金銭的な負担をすることを除けば、インプラント治療を後回しにするメリットはないと言えるでしょう。

■何歳までインプラント治療はできますか?

何歳まで、という明確な年齢の上限は設けられていません。しかし、高齢になるほど高血圧や糖尿病、骨粗しょう症になっている確率が高いので、施術できない可能性は高くなると言えるでしょう。高齢になるとインプラント治療はできないと思われがちですが、きちんと咀嚼できるようになることで身体機能を維持することができます。咀嚼することで脳が刺激を受けて、認知症が軽くなるケースもあるようです。訪問治療でメンテナンスをすることも可能ではありますが、選択できるのであれば、ご自身で通院ができるうちにインプラント治療をすることをお勧めします。

■寝たきりや認知症になったら、インプラントは抜いた方がいいですか?

寝たきりや認知症になったら、インプラントは抜くことをお勧めします。寝たきりの方は、体に力が入った状態(拘縮)になってしまうことが多いです。お口で例えると、常に食いしばりをしているような症状です。こういった場合、天然の歯であれば負荷によって自然に折れますが、インプラントは硬いので折れません。そのため、歯茎の奥まで刺さってしまう危険性があります。

■当院のインプラント治療

当院はインプラント治療に確かな実績がございます。当院の過去10年の実績はインプラント埋入本数1,328本と、数々の症例に対応してきました。執刀する歯科医師は勉強会や研修に積極的に参加し、日々治療技術や知識をアップデートしております。歯を失い、補綴治療を検討中の方は、ぜひ当院のインプラント治療にて噛める生活を取り戻してください。当院のインプラント治療に関する詳細は下記の専門サイトをご覧ください。

当院のインプラント治療の詳細はこちら▼

https://www.shin-implantcenter.com/

■まとめ

いかがでしたでしょうか。インプラント治療は20歳以上で顎の成長が止まってから、年齢の上限はなく(選べるならご自身でケアや通院ができる間に)行えます。インプラント・ブリッジ・入れ歯のどれにするかお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

当院でもインプラント治療を行っております。お口の中にお悩みがある方は、ぜひ当院まで一度ご連絡ください。