歯科治療を比較!インプラント治療やブリッジ、入れ歯について解説

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2024.11.08

歯科治療を比較!インプラント治療やブリッジ、入れ歯について解説

歯科治療を選択する際、何を選ぶかを迷う人も多いと思います。歯の健康は、食事やコミュニケーション、さらには自信にも影響を与えるため、歯を失った場合は必ず修復治療を行う必要があります。修復治療も多岐にわたり、どの方法が自分に最適なのか悩むことも少なくありません。本記事では、インプラント治療、ブリッジ、入れ歯の3つの治療を比較し、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説します。

■インプラント

インプラントは、失った歯の代わりに人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。インプラント体は主にチタン製でできており、体に馴染みやすい特性があるので安全性が高いのが特徴です。インプラント治療の成功率は非常に高く、一般的に90%以上とされています。しかし、喫煙や糖尿病などの健康状態が大きく影響するため、インプラント治療前には各種検査が行われ、治療後にはメンテナンスが必要不可欠になります。

*インプラント治療の流れ
インプラント治療は一般的に、以下の流れで行われます。
①カウンセリングと事前検査
初診およびカウンセリングが行われ、そのあとでレントゲンやCTスキャンを用いて、顎の骨の状態を細かく確認します。
②治療計画の立案
診断結果やカウンセリングで収集した情報をもとに治療計画を立案します。
③埋入手術
局所麻酔を行った後、顎の骨にインプラント体を埋め込みます。
④結合/治癒期間
埋め込んだインプラント体と骨が結合するために数ヶ月待ちます。
⑤人工歯の装着
結合したのを確認した後人工歯を取り付け、噛み合わせを調整したら完了です。

*インプラント治療のメリットとデメリット
メリット
自然な見た目と天然歯と同じくらい快適な噛み心地
周囲の歯を削る必要がなく負担をかけない
骨の減少を防ぐことができる
デメリット
自費診療で費用が高額(30万円〜100万円ほど)
外科手術が必要で、痛みや腫れを伴う
骨の状態によっては骨造成が必要になることや治療制限を受けることがある

*インプラントのメンテナンス
インプラント治療後は、インプラント周囲炎のリスクを防ぐために特別なケアが必要です。定期的な歯科医院での検診やクリーニングが欠かせません。また、正しいブラッシング方法を身につけることも重要です。

■ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、それに支えられる形で人工の歯を取り付ける方法です。2本の支えの歯に対して1本の人工歯が設置されることが一般的です。ブリッジには必要に応じて取り外せるものもありますが、ほとんどの場合固定式が用いられます。ブリッジの寿命は約5〜10年とされていますが、ケアをしっかり行っていれば平均より長持ちすることもあります。

*ブリッジの治療の流れ
①診断と治療計画の立案
歯科医師による診察と診断、治療計画の立案が行われます
②歯を削り、作成のための型取り
支台になる歯を削り、型取りを行います。
③仮歯の装着
本歯が完成するまでの間は仮歯を取り付けて過ごします。
④ブリッジの装着と調整
完成したブリッジを装着し、噛み合わせを調整して完了です。

*ブリッジのメリットとデメリット
メリット
比較的短期間で施術が完了する
見た目が自然で、噛み心地も良い
デメリット
支えとなる歯にダメージがあるため、将来的に虫歯や歯周病になるリスクがある
残存歯の健康状態によっては適応できないことがある


*ブリッジのメンテナンス
天然歯と同じケア方法が基本ですが、歯間ブラシやデンタルフロスを用いて清掃することでより清潔に保つことができます。

■入れ歯

入れ歯には主に「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類があります。部分入れ歯は一部の歯を失った際に使用するもので、残っている歯に固定されることが一般的です。一方で総入れ歯は全ての歯を失った場合に用いられ、顎の骨にフィットさせる形で作成されます。入れ歯は、歯を多く失った場合や、骨の量が少なくインプラント治療が難しい患者様に適しています。また、ほかの修復治療に比べて治療費用が安く済むので経済的な負担が少ないため、多くの人に選ばれています。

*入れ歯のメリットとデメリット
メリット
コストが比較的低い
手術が不要でなので装着が簡単で体への負担は少ない
デメリット
噛み心地が自然の歯には及ばない
食べ物が挟まりやすく、メンテナンスが面倒

*入れ歯のメンテナンス
入れ歯は、専用の洗浄剤を用いて定期的な調整や洗浄が必要になります。食事の後は必ず口をゆすぎ、入れ歯を外して清掃することで清潔に保つことができます。

■3種類の治療を徹底比較

・費用の比較
インプラント: 30万円〜100万円
ブリッジ: 10万円〜30万円(自費診療の材料を使用した場合)
入れ歯: 11万円〜40万円(自費診療の材料を使用した場合)

・施術時間と回復期間
インプラント: 手術後数ヶ月の治癒期間が必要
ブリッジ: 1〜2回の通院で施術完了
入れ歯: 1〜2回の通院で施術完了

・見た目と審美性
インプラント: 自然な見た目で優れた審美性
ブリッジ: 自然に見えるが、独立しておらず周囲の歯の状態に依存しているのでダメージがかかる
入れ歯: 見た目に少し劣るが、徐々に改善されてきている

・機能性と使用感
インプラント: 天然歯のように噛み心地が良く、使用感が良い
ブリッジ: 噛む力が均一に分散される
入れ歯: 噛む力がブリッジやインプラントには劣ることがある

■修復治療に関するよくある質問

Q1インプラントはどんな人に適しているのか?
インプラントは、顎の骨の状態が良好で全身的な健康に問題がない人に適しています。また、失った歯の本数が1本や2本など、少ない人にもおすすめです。骨の状態がよくない場合は骨造成などの処置を受けることでインプラント治療を受けられるようになります。

Q2ブリッジと入れ歯だったら、どちらが良いのか?
ブリッジは周囲の歯を利用するため、噛み心地が良いですが、入れ歯は経済的で手術が不要です。選択は個々の状況に依存します。

Q3インプラント手術は痛い?
インプラントの手術中は局所麻酔がきいているので痛みはほとんど感じません。術後、麻酔が切れてくると痛みや腫れが起こりますが、数日間をピークに引いていきます。痛みや腫れが辛い場合は鎮痛剤を服用して冷却するなどの対処法を取ることで和らぎます。

■まとめ

修復治療のインプラント、ブリッジ、入れ歯のそれぞれにメリットとデメリットがあります。自分に最適な治療法を選ぶためには、自分自身の健康状態やライフスタイル、予算を考慮して選択することが大切です。歯科医師としっかり相談しながら、自分に合った治療法を見つけてください。

当院ではインプラント治療も取り扱っており、手術当日に歯を入れることができる即時荷重インプラントも行っております。一般的なインプラント治療は長期におよびますが、即時荷重インプラントは通院回数も少なく、治療期間も短縮できます。インプラント治療をはじめて受ける方は何かと不安も多いと思いますが、スタッフ一同患者様の不安やお悩みに寄り添い、安心して治療できるよう努めさせていただきます。詳細は下記の公式ホームページからご覧ください。

当院のインプラント治療に関する詳細はこちら▼
https://www.shin-dental.jp/implant