インプラントは審美性が高いと言われる理由は?

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2025.04.11

インプラントは審美性が高いと言われる理由は?

外傷や歯科疾患などで歯を失った際の治療法として、インプラントは多くの人に選ばれています。その理由のひとつに「審美性の高さ」があり、インプラントは、見た目が美しく自然な仕上がりになるため、美しさを求めてインプラント治療を希望する方もたくさんいます。

本記事では、インプラントがなぜ審美的に優れているのか、人工歯の特徴を交えながら詳しく解説していきます。

■インプラントの審美性が高いと言われる理由

インプラントの審美性が高いと言われる理由の多くを占めているのが人工歯の特徴です。インプラントの人工歯について詳しく見ていきましょう。

①天然歯に近い見た目

インプラントは、失った歯の代わりに人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。インプラントの人工歯は、天然歯とほぼ変わらない見た目を再現できるため、周囲の歯と色や形が調和しやすく、違和感がありません。

②自然な色調の再現が可能

人工歯にはセラミックやジルコニアなどの素材が使われます。これらの素材は天然歯に近い自然な色合いを再現できるほか、患者様の歯の色に合わせて調整できるため、人工歯だということはほとんど分からない仕上がりになります。インプラントした箇所だけが浮いて見える、目立ってしまうという心配もありません。

■人工歯の特徴とインプラントの美しさ

インプラントの人工歯に使用される素材には、主に以下の種類があります。

  • セラミック:審美性にもっとも優れており透明感があって天然歯に近い見た目を再現できる。
  • ジルコニア:耐久性が高く、審美性と強度を兼ね備えたバランスの良い素材。

ジルコニアやセラミックは審美性に優れており、劣化しにくいという特徴を持っているため、長期間美しい見た目を保つことができます。天然歯は、光が透過することで自然な輝きを持っていますが、セラミックやジルコニアで作られた人工歯も、この光の透過性を再現でき、天然歯と見分けがつかない仕上がりになります。

■他の治療法との審美性の比較

ブリッジや入れ歯との違い

歯を失くした場合の治療法として、インプラントとよく比較される治療法に、ブリッジや入れ歯があります。それぞれの審美性を比較すると、以下のような違いがあります。

治療法審美性適用範囲耐久性
インプラント◎ 天然歯に近いほぼすべての症例長期間持続
ブリッジ◯自然だが支台歯が必要支えとなる歯が必要支台歯に負担がかかる
入れ歯△ 取り外し式で目立つことも幅広い症例に対応経年劣化あり

インプラントは単独で機能するため、他の歯に負担をかけず、審美性を保ちやすい点が特徴です。見た目の美しさと機能性、耐久性の両方を兼ね備えた治療方法です。

■インプラントをより美しく見せるためのポイント

ブリッジや入れ歯は、時間とともに劣化や変色が起こることがあります。しかし、インプラントの人工歯(特にセラミックやジルコニア)は、適切なケアを行うことで長期間美しい状態を保つことが可能な治療です。インプラントをより長期間美しく保つために意識したいポイントをご紹介します。

・定期的なメンテナンスの重要性

インプラントの美しさを長く保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。歯科医院での定期検診を受け、適切なクリーニングを行うことで、人工歯の美しさを維持できます。

施術する歯科医院の選び方

インプラントの審美性は、施術する歯科医院の技術によって大きく左右されます。経験豊富な歯科医師が在籍し、インプラントをはじめとする審美歯科を得意としているクリニックを選ぶことで、より美しい仕上がりが期待できます。

■インプラント治療後の気をつけたいリスク

インプラント治療は、失った歯を補うための高度な歯科治療であり、審美性や機能性に優れたメリットがあります。しかし、手術を伴う治療であるため、治療後にはいくつかのリスクや注意点が存在します。インプラント治療後に気をつけたい主なリスクもしっかり理解しておきましょう。

1. インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、天然歯における歯周病のような病気で、インプラント周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こることを指します。これが進行すると、インプラントを支えている骨が溶け、最悪の場合、インプラントが脱落する原因になります。

【インプラント周囲炎の原因】

・プラーク(歯垢)の蓄積

インプラント周囲にプラークがたまると細菌が繁殖し、炎症を引き起こします。

・喫煙

喫煙は血流を悪化させ、歯ぐきの免疫力を低下させるため、感染リスクが高まります。

・噛み合わせが不適切

過度な噛む力が加わることで、周囲の骨に負担がかかり、炎症が起こりやすくなります。

・糖尿病などの全身疾患

免疫力の低下により、細菌感染しやすくなります。

【インプラント周囲炎の予防策】

  • 毎日の丁寧なブラッシングとデンタルフロスの使用
  • 定期的な歯科検診(3〜6ヶ月ごと)
  • 禁煙または喫煙本数を減らす
  • バランスの取れた食生活で免疫力を維持

■インプラント治療後のセルフケアのポイント

インプラントは天然歯と同じように噛む機能を回復できる優れた治療法ですが、適切なセルフケアを行わなければ、先述したようにインプラント周囲炎などのトラブルが発生する可能性があります。インプラントを長持ちさせるために、以下のポイントを意識してセルフケアを行いましょう。

① 正しい歯磨きの習慣をつける

インプラント周囲にプラーク(歯垢)がたまると、細菌が繁殖し炎症を引き起こす原因になります。食後や就寝前、起床後の歯磨きを丁寧に行いましょう。特に寝る前の歯磨きは重要です。そのほか、インプラント専用の歯ブラシを使用するなどの工夫をすることで傷つけずに効率よく清掃できます。

② 歯間ケアの重要性

インプラント周囲の歯ぐきや隙間には、通常の歯ブラシだけでは汚れが残りやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシ(先が小さいブラシ)を使用しましょう。

③バランスの良い食事を心がける

健康な歯ぐきを維持するためには、栄養バランスの取れた食事が重要です。

ビタミンC(柑橘類・野菜)は 歯ぐきの健康維持に、カルシウム(乳製品・小魚)の摂取 は 骨の強化に、タンパク質(肉・魚・大豆)は組織の修復サポートに役立ちます。

④生活習慣の改善

禁煙を心がける、ストレスを溜めないなど、生活習慣の改善も必要です。特に喫煙はインプラントの成功率を下げ、インプラント周囲炎のリスクを高めます。ストレスを溜めてしまうと唾液の減少や免疫力の低下に繋がります。自分に合ったストレス解消方法を見つけましょう。

■まとめ

インプラントの審美性が高いという理由はさまざまですが、特に天然歯の特徴からもたらされるメリットです。天然歯に近い見た目を再現できるため、審美性にとても優れた治療法です。当院では設備と治療環境を整え、インプラントを検討している方に向けて、徹底した衛生管理のもとでインプラント治療を行っています。

当院の公式ホームページでは、インプラント治療の症例やメニューについて詳しく掲載しています。インプラント治療が気になっていた、検討している、という方はぜひ下記からご覧になってください。みなさまのご来院を心よりお待ちしております。

当院のインプラント治療に関する詳細はこちら▼

https://www.shin-implantcenter.com/