インビザラインの後戻りって何?保定期間の重要性を解説

しんデンタルのブログ

  1. ホーム>
  2. しんデンタルのブログ>
  3. インビザラインの後戻りって何?保定期間の重要性を解説

2025.04.18

インビザラインの後戻りって何?保定期間の重要性を解説

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。
この記事では、 後戻りについてと、インビザラインにおける保定期間の重要性を解説します。

■インビザラインとは
インビザラインとはマウスピース矯正の一種で、マウスピースを1日20〜22時間以上装着し、2週間に一度くらいのペースで新しい段階のものへと取り替えることで歯列を整えます。

■後戻りって何?
後戻りとは、矯正治療が終わった後に、治療する前の歯並びへ戻るよう動いてしまう現象のことです。
抜歯をした場合に後戻りは特に起こりやすいと言われており、インビザラインに限らず、どんな矯正方法においても起こりうるリスクです。
矯正治療が終わると見た目では綺麗な状態になっていますが、まだ歯を支える骨がしっかり固まっていない状態のため、歯が動きやすくなっています。歯の周りの組織は治療前の位置を記憶してしまっているため、矯正力がなくなると最初の場所へ戻る力が自然と働いてしまうのです。この後戻りは高確率で起こるため、それを防ぐための保定期間が必要不可欠になります。

■後戻りを防ぐために重要な保定期間
矯正治療後には保定装置と言われるリテーナーを装着する保定期間をしっかり守る必要があります。
最低でも1年以上は装着し、基本的には矯正治療期間と同じかそれ以上の期間が必要になります。1日20〜22時間以上装着することで、歯に正しい位置を記憶させます。
後戻りは高確率で起こりますが、元々の噛み合わせや歯列、癖やお口周りの筋肉状態、生活週間など、さまざまな要因が関係してきます。さらに、歳を重ねるにつれて一生歯は動き続ける可能性があります。リテーナーを継続的に装着することで、少しの変化にも気づきやすくなるため、多少後戻りしてしまったとしても、少しの調整で治ります。
リテーナーが合わない、きつく感じるなど、違和感や変化を感じた際は、自己判断せずに、しっかり歯科医院で診てもらいましょう。

■自分の「癖」にも要注意!
綺麗な歯並びを維持するためには自分の日頃の癖にも注意が必要です。口呼吸や指しゃぶり、歯ぎしりや食いしばりをはじめ、爪噛みや頬杖、猫背、うつ伏せで寝ることは、歯並びに影響を及ぼしてしまいます。リテーナーの装着と共に、悪い癖を治す意識も持ちましょう。

■まとめ
めんどうだから、もう歯並びは改善されたから…と、保定期間をさぼってしまうと、せっかく整った歯が元に戻ってしまうため、リテーナーを歯科医院の指示通りに装着することはとても大切です。保定期間のことを含め、インビザラインに関する不安や疑問はあれば、治療開始前のカウンセリングの際に担当医に伝えておきましょう。