入れ歯からインプラントに変える際のメリット。費用はどのくらいかかる?

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2025.06.06

入れ歯からインプラントに変える際のメリット。費用はどのくらいかかる?

歯を失ってしまった際、多くの人が保険診療で受けられる入れ歯を選択します。しかし、実際に入れ歯を使ってみると「しっかり噛めない」「ズレる」「話しにくい」「食事が楽しめない」といった悩みを抱えるケースは少なくありません。

そんな悩みを解消する治療法として注目されているのがインプラントです。インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取りつける治療法です。見た目や機能が天然の歯に近く、食事や会話をストレスなく楽しめるようになるため、近年多くの人がインプラント治療を希望しています。

本記事では、入れ歯からインプラントに変える際のメリットや、費用はどのくらいかかるのかについて詳しく解説していきます。インプラントを検討している方はぜひ参考にしてください。

■ 入れ歯とインプラントの違い

まず、入れ歯とインプラントの基本的な違いについて詳しく見ていきましょう。

*入れ歯

入れ歯は、部分入れ歯と総入れ歯の2種類があります。歯を失った部分を補うための人工歯であり、取り外しが可能な補綴物(ほてつぶつ)です。比較的短期間(数週間〜1ヶ月)で作製可能で保険が適用されるので費用がインプラントに比べて安いのがメリットです。しかし、噛む力が弱くなり、硬い食べ物が食べにくい、長期間使用すると顎の骨が痩せることがある、装着時に違和感を感じることがある、定期的なメンテナンスや調整が必要などのデメリットがあります。

*インプラント

インプラントは、歯をなくした箇所の顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を取りつける治療法です。天然の歯とほぼ同じ感覚で使用できて強い噛む力を発揮し、硬い食べ物もしっかり食べられるので歯を失う前の生活とほとんど変わらない生活ができます。見た目が自然で、違和感が少なく、顎の骨が痩せるのを防ぐ効果があります。しかし、手術が必要で、治療期間が長くなる(数ヶ月〜1年)ことや、自費診療なので費用が高いのがデメリットです。

このように、入れ歯とインプラントは歯を失った際の選択肢として挙げられる治療ですが、特徴がまったく異なりそれぞれメリット・デメリットがあります。快適さや機能性を重視するならインプラントがおすすめです。

■入れ歯からインプラントに変えるメリット

現在入れ歯をしている方で「インプラントにしようかな…」と悩んでいる方もいらっしゃると思います。では入れ歯からインプラントに変えるとどんなメリットがあるのでしょうか?

① しっかり噛めるようになる

インプラントは顎の骨としっかり結合するため、天然歯と同じように力強く噛むことができるので、入れ歯では難しかったステーキやナッツ、せんべいなどの硬い食べ物も問題なく食べられるようになります。

② 自然な見た目と快適な装着感

入れ歯はどうしても人工的な見た目になりやすく、審美性に少々劣りますがインプラントは本物の歯とほぼ同じ外観を持っています。また、違和感が少なく、異物感に悩まされることもありません。

③ 顎の骨が痩せにくい

入れ歯を長期間使用していると顎の骨に刺激が加わらず、骨が徐々に吸収されてしまいます。そうなると顔の輪郭が変わり、老けた印象になりやすくなってしまいます。一方、インプラントは骨と結合するため、骨の吸収を防ぎ、顎の形を維持することができます。

④ 発音のしやすさが向上する

入れ歯はズレやすいため、発音が不明瞭になりがちです。特に「サ行」や「タ行」が発音しにくいという声も多く見られます。しかし、インプラントは固定されているため、自然な発音を保つことができます。

⑤ 取り外し不要なのでお手入れが簡単

入れ歯は毎日取り外して洗浄する必要がありますが、インプラントは普通の歯と同じように歯磨きをするだけでOKです。メンテナンスが楽な点も、大きなメリットと言えます。

■インプラントは「インプラント周囲炎」に注意!

インプラントは入れ歯のように取り外してお手入れする必要はありませんが、「インプラント周囲炎」に注意が必要です。インプラント周囲炎はインプラントを支えている周囲の歯茎や骨が炎症を起こす病気で、歯周病と同じように、細菌の感染によって引き起こされます。主な原因は

✔️歯磨きが不十分で、プラーク(歯垢)が蓄積

✔️喫煙習慣による血流の悪化

✔️糖尿病などの全身疾患

✔️定期的なメンテナンス不足

などです。

原因を見ていただくと分かるようにケアが不十分なことによって引き起こされることが多いので、インプラント治療をしたあとは、日々のお手入れや歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。

■インプラント周囲炎の症状

*インプラント周囲炎はどんな症状が出る?

インプラント周囲炎の症状は歯周病とほとんど同じです。

  • 歯茎の腫れや出血
  • インプラント周囲の違和感や痛み
  • 進行するとインプラントがぐらつく

*インプラント周囲炎の予防方法

  • 正しい歯磨き習慣を身につけ、特にインプラント専用のケア用品を活用する
  • 3〜6ヶ月ごとに定期的な歯科医院でのメンテナンスを受ける
  • 喫煙を控えて、血流悪化を抑え、歯茎の健康を維持する

インプラントは適切なケアを行っていれば、長期間快適に使うことができる治療法です。インプラント周囲炎を防ぐためにも、日々のケアと歯科医院での定期チェックを欠かさないようにしましょう。

■インプラントの費用について。当院の料金案内

インプラントは自費診療なので、歯科医院によって費用は異なりますが平均して20〜40万円ほどです。また、骨移植が必要な場合や、複数本の治療を行う場合はさらに高額になることがあります。

【当院の料金プラン】

当院では、料金体系を明確化し、患者さまの要望や予算に合わせて選べる3つの治療プランをご用意しています。

①エコノミープラン:¥107,800(税込)

②スタンダードプラン:¥217,800(税込)

③プレミアムプラン:¥327,800(税込)

※手術代は別途¥110,000(税込)を頂戴しています。

オプションとしてインプラント保証(スタンダード・プレミアムプランのみ)や、上部構造の素材選択(ハイブリッドメタル、ジルコニア、ゴールド)なども用意しております。当院は、患者さまの立場に立った丁寧な治療を心掛けており、痛みの少ない治療や麻酔を行っております。

当院のインプラント治療に関する詳細はこちら▼

https://www.shin-implantcenter.com/

【保険適用の有無】

基本的にインプラントは自由診療(自費診療)ですが、事故や病気による特定のケースでは保険適用になることもあります。詳しくは歯科医師に相談しましょう。

【分割払いや医療費控除の活用】

インプラントは高額ですが、多くの歯科医院では分割払いやデンタルローンが利用できます。また、年間10万円以上の医療費がかかった場合、医療費控除を申請することで税金の還付を受けられる医療費控除の活用もおすすめです。

■まとめ

入れ歯からインプラントに変えることで、噛む力の回復や見た目の向上、快適な生活が実現できます。費用は高いですが、その分長期的なメリットが大きい治療法です。「入れ歯に不満がある」「食事をもっと楽しみたい」「見た目を改善したい」とお考えの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院は居心地の良い歯科医院作りにも取り組んでおり、安心して治療を受けられる環境を整えています。みなさまのご来院を心よりお待ちしております。