2023.09.01
入れ歯とブリッジ、インプラントそれぞれの特徴は

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。
何らかの原因で自分の歯を失ってしまった場合の治療方法として、ブリッジやインプラント、入れ歯などの治療が検討されます。この記事ではそれぞれの特徴をご紹介していきます。
■入れ歯
入れ歯は失った歯を補うための人工歯のことをさし、大きく分けて総入れ歯と部分入れ歯の2種類があります。総入れ歯は上と下、どちらかの顎で歯がまったくない場合に適用されます。歯が1本も残っていない場合は、総入れ歯が使用されます。総入れ歯は、床(しょう)と呼ばれるピンク色の土台の上に人工歯が並んでいます。
天然歯と比較すると入れ歯の噛む力は30〜40%と言われていますが、患者様により個人差があります。保険適用の治療なので費用は比較的安く、外科手術も必要ないので治療期間も短くなります。平均1ヶ月ほどあれば治療は完了します。かたい物が食べにくく、違和感を感じることが多いのがデメリットです。
■ブリッジ
ブリッジは、失った歯の代わりとなる人工の歯を、両隣の歯にかぶせる冠と一体でつくったものをさします。ブリッジは単体ではなく、残っている両隣の歯を土台にして、人工歯を支える治療になります。
土台にする歯が比較的しっかりしていれば、ブリッジは保険適用内で大きなものもつくることもできます。しかし、欠損歯や支台歯について保険上の制約があるので、その範囲内でつくることが条件になります。材質によっては自費治療になる可能性もあります。例えば透明感に優れているポーセレンなどを使用すれば費用は自己負担となります。
ブリッジと支台歯の境目は汚れが溜まりやすく、虫歯にもなりやすいので、装着した後は念入りなブラッシングが大切です。機能性はほぼ天然歯と同等ですが、隣の健康的な歯を削る必要性があるため、顎骨への影響が出てしまうのがデメリットです。治療は比較的短期間で終わります。
■インプラント
インプラントは、ブリッジや入れ歯と比べると保険適用外の治療になるため、費用は高額になります。しかし、天然歯と同じくらいのの機能性や審美性が得られるという大きなメリットがあります
歯が失われた部分の顎骨に人工歯根(インプラント)を埋め込んでその上に人工歯(上部構造)を取り付けます。 人工歯がしっかりと固定されるので、入れ歯のように違和感やぐらつきもなく、メンテナンスをしっかりしていれば10年以上使用できます。とはいえ、長持ちをさせるためには日々のお手入れをしっかり行い、丁寧に扱うことが重要です。周囲の歯や顎の骨にほとんど負担がないのも大きなメリットと言えるでしょう。将来的になるべく歯を残したいという人にはインプラントがおすすめです。
■まとめ
それぞれメリットデメリットはありますが、残っている歯を守ることや将来的に長く使えることなどを考慮すると、治療費が高くなってもインプラントはもとが取れる治療といえます。
もちろん、状態や生活スタイルなどによってどの治療方法で対処するのがもっとも適しているのかは異なってきますので、担当医としっかり相談して慎重に判断していくのが良いでしょう。当院でもインプラント治療を実施しておりますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
カテゴリ |インプラント|ブログ
-
40歳を過ぎた患者さまへ
- 歯を失う最大の原因
- 噛み合わせ不良で起こる
負の連鎖 - 歯と健康の関係性
- 定期的な検診はあなたを守る