インプラント周囲炎になる原因は?治療方法やインプラントを長持ちさせるポイント

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2023.12.01

インプラント周囲炎になる原因は?治療方法やインプラントを長持ちさせるポイント

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。

インプラントは機能性も審美性も優れた治療方法ですが、インプラントを入れたらそこで安心してしまうのではなく、丁寧なセルフケアやメンテナンスが欠かせません。ケアやメンテナンスを面倒だからと怠ってしまうと、「インプラント周囲炎」のリスクが高くなります。

この記事では、インプラント周囲炎の原因や治療方法、インプラントを長持ちさせるためのポイントなどを解説していきます。

■インプラントは虫歯にはならないけれど、歯周病にはなる!

インプラントは人工物なので、天然歯のようなエナメル質は存在しません。ですので、天然歯のように酸によってエナメル質が溶かされて虫歯になることはありません。しかし、その分インプラントは「歯周病」に注意する必要があります。インプラントを入れた箇所で起こる歯周病は「インプラント周囲炎」と呼ばれており、インプラントの周囲にプラークが溜まることで、細菌に感染し炎症が起こります。

■インプラント周囲炎が起こる原因は?

インプラント周囲炎が起こる原因は、基本的には歯周病になってしまう仕組みと同じです。

①メンテナンスや日頃のお手入れを怠った

日頃のお手入れや歯科医院でのメンテナンスを面倒だからと怠ってしまうと、プラークは除去されないままどんどん蓄積されていきます。プラークをそのまま放置してしまうことで細菌に感染してしまいインプラント周囲炎になります。虫歯になるリスクがないからと安心せずメンテナンスやケアを怠ってしまうと歯周病を引き起こす原因になるので、治療が終わった後のメンテナンスはとても重要です。

②歯周病の治療をしないままインプラントを埋入した

インプラント治療は、骨の厚みや量など、顎骨の健康状態が非常に大切な要素になります。ですので、インプラント治療を行う前に歯周病に罹患しているのがわかった場合、歯周病治療が優先されます。もしも歯周病の治療をしないまま、インプラントを埋入してしまうと、インプラント周囲炎を引き起こすリスクを高めてしまいます。インプラント治療をする場合、治療前も治療後も歯周病治療や予防を行うことが大切です。

③インプラントに強い力が加わった

食いしばりや歯ぎしりなどの癖がある場合、インプラントに強い力が加わってしまい、インプラントと骨の結合が壊れてしまうことがあります。結合が破壊されると、インプラント周囲炎になりやすくなってしまいます。歯ぎしりや食いしばりなどに悩んでいる人は、ナイトガードなどで予防しましょう。

■インプラント周囲炎になったらどうする?治療方法は?

インプラント周囲炎は放っておいても自然治癒することはないので、速やかに歯科医院で治療を受ける必要があります。基本的には、細菌の除去と噛み合わせの調整の2つの治療をすることで回復を待ちます。噛み合わせの調整は、歯ぎしりや食いしばりが原因の場合に行われます。インプラント周囲炎が重症化している場合は、インプラントを除去することになります。

■インプラントを長持ちさせるためにできること

・丁寧なセルフケア

インプラントを長持ちさせるためにも、インプラント周囲炎にならないよう予防していくことはとても大切です。まず第一に大切なのは「プラークを溜めないこと」です。歯磨きなどのセルフケアは毎日行うことなので非常に重要な役割を持っています。歯磨きを丁寧に行い、デンタルフロスや歯間ブラシを併用していくことで、より清潔な状態を保つことができます。

・歯科医院での定期的なメンテナンス

担当医の指示に従ってしっかり歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることも重要です。自分では除去しきれない汚れも落としてもらえるほか、インプラントに問題はないか、トラブルは起こっていないかなどを診てもらうことができます。

■まとめ

インプラント周囲炎になってしまう仕組みがわかれば、対処法も見えてきます。インプラントはブリッジや入れ歯と比較すると長く使えるのが大きな特徴でもあります。最大限の効果を得るためにもインプラント周囲炎をしっかり予防して、インプラントを長持ちさせましょう。

当院のインプラント治療に関する詳細はこちら▼

https://www.shin-dental.jp/implant