インプラント治療で使用する「サージカルガイド」って何?

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2023.12.15

インプラント治療で使用する「サージカルガイド」って何?

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。自分の歯を失ってしまった場合、速やかにその箇所を補う治療が必要になります。選択肢のひとつとしてインプラント治療がありますが、インプラント治療は、インプラントを埋入するための手術が必要になります。

この記事ではインプラント体(人工歯根)を埋め込む際に使用される「サージカルガイド」について目的や特徴などを解説していきます。

■「サージカルガイド」とは

サージカルガイドは、インプラント治療を行う際、インプラント体(人工歯根)を顎骨に埋め込む時に使用される装置です。マウスピースのような形をしており、インプラント体を正確かつ安全に埋め込むための役割を果たします。インプラント体を埋め込む適切な角度や位置、深さなどの詳細がサージカルガイドに記載されているため、そのガイドに基づいてドリルで埋入していきます。インプラント治療の質を上げる上で欠かせない道具です。

■サージカルガイドを使うことによる効果やメリット

サージカルガイドを使用することで、具体的にどういった点が安全なのかを知っておきましょう。

①上顎洞(じょうがくどう)に突き出さないようにする

上顎にインプラントを埋め込む場合、上顎にある「上顎洞(じょうがくどう)」という空間にインプラントが突き出ないようにする必要があります。もしも突き出てしまうと、深刻な病気を引き起こすリスクもあり、インプラント治療自体も失敗になります。サージカルガイドを使用することで、上顎洞を避けられます。

②下歯槽神経(かしそうしんけい)を傷つけない

下顎にインプラント体を埋め込む場合は、重要な血管と神経がある下顎管(かがくかん)を避けなければなりません。たとえば、下顎管にある下歯槽神経(かしそうしんけい)を傷つけてしまうと唇に麻痺が残ってしまい、下歯槽動脈(かしそうどうみゃく)を傷つけた場合は、大量出血が起こるリスクがあります。サージカルガイドを用いれば、下顎管を避けられるので、より安全にインプラントを埋め込むことが可能です。

③歯茎の切開が必要なくなる

インプラント体を埋め込むためには、十分な視野を確保するために歯茎を大きく切開する必要がありました。しかし、サージカルガイドを用いれば小さな穴を開けるだけで済むため、術後の痛みや腫れも最小限で済みます。傷の治りも早いので、術後も安心です。

④見た目も美しく長持ちする歯を実現できる

インプラント体を正確に埋め込むことは、機能面および審美面にも大きく影響してきます。正しい位置にインプラント体を埋め込むことで、長持ちしますし、見た目も綺麗に仕上がります。

■当院のインプラント治療

当院のインプラント治療は、この記事で紹介した「サージカルガイド」をはじめ、歯科用CTや3Dプリンター、光機能化アフィニーなどの設備を完備したうえで、治療を提供しております。また、当然のことではありますが、使用する機器や器具の殺菌や滅菌などの衛生管理も徹底し、勉強や学会に参加して日々最新のインプラント技術を提供できるよう努めております。患者様に安心して満足のいく治療を受けていただけるよう、メンタル面のサポートもしっかりさせていただきます。

当院のインプラント治療に関する詳細はこちら▼

https://www.shin-dental.jp/implant

■まとめ

インプラント治療で使用する機器や器具はさまざまありますが、この記事で紹介したサージカルガイドは、安全で正確にインプラント体を埋入するために欠かせないものです。

当院ではそんなサージカルガイドを取り入れたインプラント治療を行なっております。インプラント治療を検討している方は、いつでも気軽にご相談ください。