手術当日に歯が入る
即時荷重インプラント
即時荷重インプラントについて
まずは、実際に当院でおこなった即時荷重インプラント症例をご紹介します。
主訴(お悩み)
前歯が折れたという主訴でお越しになった64歳の患者様です。
根が折れていることに加え(歯根破折)、虫歯と歯周病がみられたため(慢性化膿性根尖性歯周炎)、抜歯をおこない即時荷重インプラントによる治療計画を立案しました。
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1
抜歯
歯茎に麻酔をし、感染に注意を払いながら、
周りの歯茎を傷つけないように丁寧に歯を抜きます。 -
2
インプラントを入れる
方向を見る抜歯後すぐに、抜歯してできた穴の形を整え、
インプラントを埋入するための方向を見ます。 -
3
インプラントを埋入する
仮歯を装着して、それに合わせてインプラントを埋め込みます。
また、抜歯をした穴とインプラント体の隙間には、
骨の再生を促進させるために人工の骨を入れます。 -
4
仮歯の装着
インプラント手術当日に仮歯を装着します。
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5
被せ物の装着
後日、インプラントと骨がしっかりとくっついたことを確認し、
被せ物を装着して治療は完了です。
治療期間 | 8~10週間 |
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治療費用 | ¥536,800(税込) |
リスク・副作用 | 全顎的な矯正治療を希望されなかったため、定期的に噛み合わせのチェックが必要 |
このような不安はありませんか?
- インプラントの腫れや痛みがこわい
- すぐに食事がしたい
- 治療期間をなるべく短縮したい
- 歯がない状態が続くのは恥ずかしい
インプラント治療をご検討されている方で、このような不安をお持ちの方は少なくありません。当院では、このような患者様に、手術当日に歯が入る「即時荷重インプラント」をご提案しております。
抜歯とインプラントを同じ日に
基本的には抜歯してから歯ぐきが治るのを待ってインプラントを入れることが多いですが、条件が良ければ抜歯したその日にインプラントを入れることも可能です。これを「抜歯即時埋入」と言います。
そうすることでインプラントの治療期間を短くできるのはもちろん、歯ぐきへの影響も少ないため、手術後に腫れや痛みが出にくいというメリットがあります。
インプラントのオペをした日に
歯ができる?
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通常、インプラントを骨の中に埋入したあとは、「インテグレーション」といって、インプラントと骨が少しずつくっつくのを待つ必要があります。待つ間は入れ歯を使ったり、何もない状態になるので、見た目や食事に支障をきたすことも。
ただし、条件が良ければ「即時荷重」と言って、インプラントを入れたその日に仮歯を入れることが可能なのです。
その日に歯を入れるメリット
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見た目の改善
見た目がかなり良くなり、日常生活への支障を大きく減らすことができる。
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食事ができる
入れ歯や歯がないと食事が不自由だが、仮歯があることで噛みやすくなる。
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治療期間が短い
治療期間が通常のインプラント治療の約半分で終わる。
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負担が少ない
通常のインプラント治療に比べて、腫れや痛みが少ない場合が多い。
その日に歯を入れられない場合もあります
下記のような場合は、無理をしてその日に仮歯を入れてしまうとせっかく入れたインプラントに悪影響をおよぼすこともあるため、通常通りインプラントと骨がくっつくのを待ってから歯を入れます。
- 骨が柔らかい場合
- 骨の厚みが薄い場合
- かみ合わせが極端に強い場合
- 基礎疾患や喫煙習慣がある場合
事前にレントゲンなどで骨の状態を十分に確認し、その日に歯を入れることが可能なのか診断します。
治療期間は短く、
治療後は長く使っていただくために
何度も何度も歯医者へ通うというのは、患者様にとって大きな負担になることだと思います。当院ではできるだけ治療期間を短くし、その後長くしっかり使っていただけるお口づくりを行うため、インプラント専門医ならではの様々な方法があります。
歯で困っている方、治療したいけど忙しくて諦めている方はぜひ一度ご相談ください。
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