インプラント治療で行う「静脈内鎮静法」とは?メリット・デメリットも解説

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2024.05.24

インプラント治療で行う「静脈内鎮静法」とは?メリット・デメリットも解説

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。

インプラント治療は、外科手術を要する治療なので一般的な歯科治療のなかでも比較的大きな治療になります。自分の歯と同じように噛める、審美性に優れているなど多くのメリットがありますが、手術に対する不安が大きくて踏み出せない人も多いかもしれません。

この記事では、インプラント治療に対する不安を少しでも軽減できるよう、インプラント手術で適用される「静脈内鎮静法」について詳しく解説していきます。

■インプラント治療の流れ

※2回法の場合です。

インプラントの治療は下記のような流れで行われます。

①カウンセリング

患者様のお悩みやご要望をしっかりお聞きし、口腔内の状態を確認させていただきます。

②治療計画の立案・検査・診断

手術に入る前は、より安全に行うために念入りな検査を行います。お口の中の健康状態はもちろん、骨の量や形、血液検査などによる全身の健康状態もしっかりみていきます。

③一次手術・骨の治療

検査や診断の結果、手術に移行できると判断できたらいよいよ手術に入ります。顎骨にドリルで穴を開け、人工歯根と呼ばれるインプラント体を埋め込みます。骨の量が足りない方は骨造成術を行います。

④抜糸

手術後1〜2週間ほど経過したら、抜糸をして患部のチェックを行います。

⑤結合期間

インプラント体と顎骨が結合する安定期間を大体2〜3ヶ月ほどおきます。この期間は仮歯を装着します。

⑥二次手術・補綴治療

結合したら人工歯を取り付けるためのアバットメントを装着し、歯茎が安定したら被せ物を取り付けます。

⑦メンテナンス・定期検診

治療後はトラブルがないよう、必ず定期検診およびメンテナンスを受けていただけます。

■インプラントの手術は痛い?

インプラントの手術は局所麻酔を用いて行われるため、痛みはほとんどありません。しかし、局所麻酔だけでは意識はしっかりあるため、会話や機材の音は聞こえる状態になります。そういった状況で恐怖心が強くなってしまったり、不安に感じる方には「静脈内鎮静法(セデーション法)」が用いられます。

■「静脈内鎮静法」とは

高いリラックス効果を発揮する麻酔薬で、使用することで深い睡魔に襲われているような全身麻酔に近い状態になります。とはいえ全身麻酔のように意識が完全になくなるわけではなく、自発呼吸も可能です。点滴を用いて静脈内に投与します。患者様が希望した場合だけでなく、必要だと判断される基礎疾患をお持ちの患者様にも適用することがあります。

■静脈内鎮静法のメリット・デメリット

メリット

①不安や恐怖心をやわらげリラックスした状態で治療ができる

②健忘効果もあるため、トラウマになるリスクを軽減できる

③うとうと眠っている最中に治療が終わるため時間があっという間に感じられる

④心拍数や血圧の安定につながる

⑤全身麻酔よりもリスクがない

デメリット

①治療費用にプラスで費用がかかる

②手術当日は自分で運転して帰ることはできない

③術後しばらくはぼうっとした状態が続く

■当院のインプラント治療

当院のインプラント治療は、難しい症例や全顎治療にも対応しております。他の歯科医院で断られた場合でも当院であれば治療できる可能性もございますのでまずは一度ご相談ください。また術中に不安や恐怖心を感じてしまう方には、この記事で紹介した「静脈内鎮静法」を用いて治療を行うことも可能です。設備はもちろん、衛生管理も徹底しておりますので、患者様には安心して治療を受けていただけます。

当院のインプラントサイトはこちら▼

https://www.shin-implantcenter.com/

■まとめ

インプラント治療に関する不安の多くは手術に関することだと思いますが、この記事で紹介した通り、術中は局所麻酔のほか、静脈内鎮静法を用いることで精神面でもリラックスした状態で治療を受けていただけます。インプラント治療に関する不安や疑問があればカウンセリングでお聞かせください。

みなさまのご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております!