2023.05.12
インビザラインの後戻りって何?保定期間の重要性を解説

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。
歯列矯正が人気をあつめ、そのなかでもマウスピース矯正のインビザラインは、希望をする人が増えてきています。
マウスピース矯正のインビザラインでもワイヤー矯正でも、治療後には後戻りを防ぐために保定期間をいうものが重要になります。この記事では、 後戻りについてと、インビザラインにおける保定期間の重要性を解説します。
治療前に知っておくべきことなので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
■インビザラインとは
■後戻りって何?
■後戻りを防ぐために重要な保定期間
■自分の「癖」にも要注意!
■当院のインビザライン治療
■まとめ
■インビザラインとは
インビザラインは、1997年に設立されたアメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース矯正です。患者様の歯型を参考に段階的に透明のマウスピースを制作します。
マウスピースは1日20〜22時間以上装着し、2週間に一度くらいのペースで新しい段階のものへと取り替えます。装着するマウスピースは現状の歯列よりももう一段階理想の歯列へ近づいたものになるため、現状の歯とギャップがあり、それにより歯に力がかかって移動していきます
取り外しができるので自由度が高く、矯正装置が目立たないことや、痛みが少ないことなどが大きなメリットとしてあげられます。また、インビザライン治療ではiTeroという専用の機器を使い、患者様の口腔内をスキャンし、コンピューター上に3D画像で再現して治療計画を立案します。今の歯並びの状態や、治療後の歯並びをコンピューター上で目で見て把握できるので、治療のイメージがしやすくなります。
しかし、メリットが大きい反面、治療計画通りにすすめるために徹底した自己管理が必要になる 、実施している歯科医院が日本ではまだ少ないなどのデメリットもあります。
■後戻りって何?
後戻りとは、矯正治療が終わった後に、治療する前の歯並びへ戻るよう動いてしまう現象のことです。抜歯をした場合に後戻りは特に起こりやすいと言われており、インビザラインに限らず、どんな矯正方法においても起こりうるリスクです。
矯正治療が終わると見た目では綺麗な状態になっていますが、まだ歯を支える骨がしっかり固まっていない状態のため、歯が動きやすくなっています。歯の周りの組織は治療前の位置を記憶してしまっているため、矯正力がなくなると最初の場所へ戻る力が自然と働いてしまうのです。この後戻りは高確率で起こるため、それを防ぐための保定期間が必要不可欠になります。
■後戻りを防ぐために重要な保定期間
後戻りをしてしまうと、また矯正治療をすることになってしまい、身体的にも金銭的にも負担が大きくなります。そうならないためにも、治療後には保定装置と言われるリテーナーを装着する保定期間をしっかり守る必要があります。
最低でも1年以上は装着し、基本的には矯正治療期間と同じかそれ以上の期間が必要になります。1日20〜22時間以上装着することで、歯に正しい位置を記憶させます。
後戻りは高確率で起こりますが、元々の噛み合わせや歯列、癖やお口周りの筋肉状態、生活週間など、さまざまな要因が関係してきます。さらに、歳を重ねるにつれて一生歯は動き続ける可能性があります。リテーナーを継続的に装着することで、少しの変化にも気づきやすくなるため、多少後戻りしてしまったとしても、少しの調整で治ります。
リテーナーが合わない、きつく感じるなど、違和感や変化を感じた際は、自己判断せずに、しっかり歯科医院で診てもらいましょう。保定期間の終了後も定期検診に行き、担当医にお口の中の状態をチェックしてもらい、メンテナンスを受けることは、綺麗な歯並びを保つためにとても重要ですよ。
■自分の「癖」にも要注意!
後戻りを防ぐためには、リテーナーの装着はもちろん大切ですが、綺麗な歯並びを維持するためには自分の日頃の癖にも注意が必要です。口呼吸や指しゃぶり、歯ぎしりや食いしばりをはじめ、爪噛みや頬杖、猫背、うつ伏せで寝ることは、歯並びに影響を及ぼしてしまいます。癖を治すトレーニングや改善方法は歯科医院で指導を仰げます。リテーナーの装着と共に、悪い癖を治す意識も持ちましょう。
■当院のインビザライン治療
当院でもインビザライン治療に力を入れております。
①支払い方法を選べる!
矯正治療は保険適用外となるため治療費が高額になりますが、当院では、支払い方法を24回払いや36回払いなど、分割でお支払いいただくこともできます。患者様のライフスタイルに合わせてお選びください。
②矯正治療を専門におこなう歯科医師
最新の機器だけではインビザラインで良い治療をすることはできません。当院の歯科医師は矯正治療を専門に行っているため、診断および治療計画の立案においても安心していただけます。
■まとめ
今回は、矯正治療における後戻りや、それを防ぐための保定期間について、解説してきました。矯正装置を装着している治療期間も長くなりますが、治療は終わっても保定期間があり、同等の時間が必要になります。
めんどうだから、もう歯並びは改善されたから…と、保定期間をさぼってしまうと、せっかく整った歯が元に戻ってしまうため、リテーナーを歯科医院の指示通りに装着することはとても大切です。保定期間のことを含め、インビザラインに関する不安や疑問はあれば、治療開始前のカウンセリングの際に担当医に伝えておきましょう。
当院ではインビザラインの治療をはじめ、クリアコレクトも取り扱っております。公式サイトでは、治療の流れや費用を詳しく解説しているので、検討している人はご覧になってみてくださいね。
みなさまのご来院を心よりお待ちしております!
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