2023.07.14
インビザラインで使用するiTeroとは?

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。
この記事ではインビザラインで使用されることの多い「iTero」について詳しく解説します。インビザラインを検討している人も、現在治療中の人もぜひ最後まで読んでみてくださいね。
■インビザラインの治療の流れ
①カウンセリング・無料相談
患者様の悩みや要望をヒアリングしつつ、歯科医院から歯列矯正に関する説明が行われます。不安なことがあれば、この時点で聞いておくと良いでしょう。
②検査・スキャン
歯列矯正では口腔内の健康状態も重要になるため、虫歯や歯周病の有無など、お口の中の全体的な健康状態の検査が、レントゲン撮影やCTスキャンなどを用いて行われます。虫歯や歯周病や、抜歯するべき歯があれば、そちらの治療が優先されるケースがほとんどです。
③クリンチェック
3Dスキャナー機能を使用し、患者様の歯型を採取して治療計画の立案が行われます。画面上で治療の流れをシミュレーションできるため、患者様にとっても安心に繋がります。
④矯正治療開始
発注したマウスピースが届いたら歯列矯正治療が開始されます。1週間〜2週間毎に新しいマウスピースへと交換して1日20〜22時以上装着し、少しずつ歯を適切な位置へ移動させます。
⑤定期検診・保定期間
マウスピースを装着した後も歯科医院での定期検診が必要になります。計画通り進めるためにも、少なくとも3ヶ月に1回程度は通うようにしましょう。
⑥保定期間
インビザラインによる矯正治療が完了したら、整えた歯列の後戻りを防ぐための保定期間が、矯正期間と同等かそれ以上の期間必要になります。リテーナー(保定装置)を装着することで歯の後戻りを防ぎます。
■インビザラインと相性の良い「iTero」
インビザラインを開発した会社と同じアライン・テクノロジー社が開発した「iTero」は、インビザラインと親和性が高い、お口の中全体をスキャンできる3Dスキャナー装置です。iTeroは、従来の手段と比べると、マウスピースを制作するための歯型採取がスピーディに行えるのが特徴で、ハンディスキャナーを口腔内に入れるだけで、立体的な歯型を採取することが可能です。
シリコンをお口の中に入れる必要もなく、シリコンが固まるまで待つ時間もありません。歯型採取の精度は、矯正治療にとって当初の治療計画通りに進めるためにもとても重要です。iTeroを使用すれば高精度な歯型をスキャンできるため、従来よりも誤差の少ない治療計画が可能です。
■「iTero」メリット・デメリット
iTeroは、ハンディスキャナーとディスプレイで構成されています。とった歯型はすぐにディスプレイに表示され、目視で確認しながら治療計画のシミュレーションができます。歯科医師と患者様が一緒に治療の流れや治療後の大まかなイメージを確認できるため、今の歯並びからどのように歯列が変化していくのかを把握したうえで、治療するかどうかを決めることが可能です。不安を抱えたまま治療開始にならずに済むのも、大きなメリットです。iTeroを用いることで歯型採取や治療開始の流れはとてもシンプルになるため、患者様の負担は大幅に抑えられます。
しかし、iTeroは装置自体が少々高価なため、歯科医院のなかには採用していないところもあります。公式サイトなどでどんな機器を使用しているのかチェックしておくのもおすすめですよ。
■最後に
インビザラインによる歯列矯正を支える「iTero」ですが、iTeroを使用しないからといって治療が劣るというわけではありません。自分に合った矯正方法や治療方法を見つけることが一番大切です。
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