歯列矯正の専門用語(言葉)を解説

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2023.09.15

歯列矯正の専門用語(言葉)を解説

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。 

歯列矯正は専門的な知識を要する治療なので、それに付随して専門用語もたくさんあります。

この記事では、歯列矯正でよく見られる専門用語(言葉)について解説していきます。専門用語を知っておくことでカウンセリングや治療もスムーズに進みますよ。ぜひこの記事を最後まで読んで参考にしてくださいね。

■歯列矯正でよく見る言葉

・ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、従来からの矯正方法で、ブラケット(後述)と呼ばれる器具を歯の表面に装着し、そこにワイヤーを通して歯に力を加えることで歯を移動させます。矯正装置は固定式で取り外しができないので、患者様のなかには違和感や痛みを覚える方も多いです。また、装置が目立ってしまうというデメリットがありますが、裏側矯正などもあります。

・ブラケット

ワイヤー矯正で使用される装置のことです。ワイヤーを通せる構造になっていて、歯の表面に取り付けます。素材は金属が一般的ではありますが、プラスチック製やセラミック製もあります。

・部分矯正

一部の歯や領域のみを矯正できる歯列矯正です。例えば前歯数本のみなど、部分的な歯並びを改善したい場合に向いています。治療費も抑えられますが、出っ歯や受け口などの不正咬合は、全体の矯正になるなど、希望すればできるというわけではありません。

・裏側矯正

歯の裏側にブラケットやワイヤーを装着しおこなう歯列矯正です。別名舌側矯正やリンガルブラケット矯正法などとも呼ばれています。装置が目立つことはなく、痛みや違和感もありませんが治療費が高額になります。

・マウスピース矯正

マウスピース矯正は、歯型をもとに作成した透明のマウスピースを1日20〜22時間以上歯に装着し、歯を移動させる方法です。マウスピースは透明なので装着していても目立たず、飲食中も自由に取り外せます。ワイヤー矯正と比較すると痛みや違和感もありませんが、提供している歯科医院がまだ少ないのも現状です。

・インビザライン

インビザラインは、マウスピース矯正の一種で、アメリカのアライン・テクノロジーが開発したものです。

・iTero

マウスピース矯正のインビザライン治療で歯型を採取するときに用いられる3Dスキャナーです。スキャンで歯型を採取することが可能でシリコンよりも高精度です。精度の高い治療を可能にします。

・チューイー

インビザラインの治療で使用される補助具です。マウスピースを歯にしっかりとフィットさせる目的で使われます。

・後戻り

矯正治療後に歯並びが元の状態に戻ってしまう現象をさします。矯正治療の種類に関わらず、誰にでも起こりうる現象です。これを防ぐためにリテーナー(後述)と飛ばれる装置を装着します。

・リテーナー(保定装置)

歯列矯正治療が完了した後、整った歯列を安定させるために使われる装置です。矯正治療後は後戻りが起こりやすくなり、これを防ぐために装着します。装着期間は、矯正治療にかかった期間とほぼ同じかそれ以上必要です。

■まとめ

カウンセリングでは矯正治療に関する説明が必ずおこなわれますが、この記事で紹介した専門用語を知っておくことで、理解も深まります。カウンセリングでは不安なことや疑問点はしっかり聞いて確認しておきましょう。