2024.05.31
インビザラインで治療中の生活はどう変わる?注意点も解説
こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。
歯列矯正といえば従来からの、ワイヤー・ブラケット矯正が主流でしたが、最近はマウスピース矯正が人気を集めています。なかでもインビザラインは信頼と実績の多いブランドです。
この記事では、インビザラインが気になっている方に向けて、インビザラインで治療中の生活の様子や注意点をご紹介します。

■インビザラインとは
インビザラインとは、マウスピース矯正の一種で、1997年にアメリカで誕生しました。患者様の歯型を元に段階的に作成した透明のマウスピースを歯に取り付けることで歯を正しい位置に移動させていきます。取り付けるマウスピースは、現状の歯並びよりも少し進んだ状態のものなので歯並びとギャップが生まれます。そのギャップによって歯が正しい位置に移動していきます。マウスピースは1日20〜22時間以上取り付け、1週間〜2週間おきに次の段階のマウスピースに交換します。
■インビザラインは負担が少ない
インビザラインに限った話ではありませんが、マウスピース矯正は、ワイヤー・ブラケット矯正と比較すると心身への負担が少ないのが特徴です。歯列矯正に対して「耐え難い痛みがあるのがいやだ」と感じている方も多いと思いますが、マウスピース矯正は、ワイヤーブラケット矯正のように締め付けられる痛みはないので、痛みほとんどの負担もありません。とはいえ、はじめて歯列矯正を行う方は「治療前と治療中ですごく生活が変わりそう」と不安に思う方も多いですよね。さっそくインビザラインで治療中の生活は、どのように変わるのか見ていきましょう。
■インビザラインのメリット
まずはインビザラインのメリットを把握しておきましょう。
・締め付けられるような痛みが少ない
・透明なので見た目が気にならない
・取り外しができる
・食事制限がない
・お口の中のお手入れがしやすい
■インビザライン治療中の生活
先述したように、インビザラインはワイヤーブラケット矯正よりも負担が少ない治療方法です。矯正装置も固定式ではなく取り外しができるので、基本的に治療前と大きく生活が変わることはありませんが、少々治療前とは生活が異なってきます。注意点も合わせて解説していきます。
①1日20〜22時間以上の装着時間を守る必要がある
インビザラインは1日20〜22時間以上の装着時間が必要になります。取り外しできるとはいえ、一日は24時間なので、食事中とお手入れをするとき以外は基本的にマウスピースを取り付けていることになります。この装着時間を守らないと当初の治療計画通りに治療が進まず、思うように歯が動かなくなってしまいます。装着時間を意識した生活になるのは、治療前との大きな変化になります。
②マウスピースをつけたままの飲食はNG
当たり前のことではありますが、マウスピースを取り付けたままの飲食はNGです。「少しなら大丈夫だろう」と甘い気持ちで飲食をしてしまうと、マウスピースの汚れの原因となり、細菌が繁殖して虫歯や歯周病の原因になります。衛生状態が悪化すると口内炎などを引き起こし、いろいろな不具合が生じます。また、飲み物なら大丈夫という考えもNGです。マウスピースを装着したまま口にして良いものは基本的に水だけだと覚えておきましょう。スポーツドリンクやジュースなど、糖度の高い飲み物は特に注意が必要です。虫歯のリスクが高まるほか、マウスピースの着色汚れの原因になります。マウスピースに着色汚れが発生すると、せっかくの「見た目が目立たない」というメリットが損なわれてしまい、不潔な印象を与えてしまいます。
③お口の中とマウスピースは常に綺麗な状態にする
矯正治療中でなくてもお口の中を清潔に保つことはとても大切ですが、矯正治療中は特に重要です。マウスピース矯正はワイヤーブラケット矯正のように固定式ではないため、矯正治療前と同じようにブラッシングできます。しかし、通常通りのお手入れができる、ワイヤーブラケット矯正のように食べかすが絡まることもないからとお手入れを怠ってしまうと、お口の中が不衛生な状態になってしまいます。その状態のままマウスピースを装着すると虫歯や歯周病のリスクが高まります。お口の中が不衛生だと口臭の原因にもなってしまうので、お口の中は常に清潔に保つようにしましょう。
また、マウスピース自体も清潔に保つことが大切です。マウスピースが汚れた状態のまま装着してしまうとお口の中が綺麗な状態でも意味がなくなってしまいます。マウスピースは優しく指でこすりながら水で洗浄しましょう。お湯を使用すると変形の原因になるのでお湯は使用しないようにしてください。1週間に1度くらいのペースで専用の洗浄剤を使用してつけ置き洗いするとより効果的です。
④指示に従って定期検診は必ず受ける
歯列矯正は固定式の装置でも取り外しできる装置でも、必ず定期検診が必要になります。定期検診では「トラブルは起きていないか」「計画通りに治療は進んでいるか」「使用方法に間違いはないか」などをしっかり診てもらうための重要な時間です。矯正治療をする前は通院の習慣がなく面倒に感じてしまう方もいるかもしれませんが、治療を計画通り進めるためにも歯科医師の指示通りに定期検診を受けるようにしましょう。
⑤マウスピースの紛失・破損に注意する
固定式装置の場合、紛失の心配はありませんが、マウスピースは取り外しができるため、外食時や外出先でのブラッシング時に置きっぱなしにしてしまうことがあります。マウスピースを紛失した場合、再作成が必要になり、当初の治療計画通りに進まなくなってしまいます。治療期間が延びてしまうので、マウスピースを紛失しないように気をつけましょう。また、マウスピースの破損にも注意が必要です。マウスピースを装着するときは指示通りの正しい方法で着脱し、外した際は、丁寧に取り扱いましょう。破損した際もマウスピースの再作成が必要になります。
■当院の矯正治療
当院ではこの記事で紹介したマウスピース矯正「インビザライン」のほか、前歯の部分矯正に特化した「インビザラインGo」や、目立たない矯正治療を幅広く取り扱っております。患者様の状態をしっかり診察・検査を通して診たうえで、より適した方法をご提案させていただきます。「歯列矯正が気になっているけど、生活に対する不安が大きい」「痛みが怖い」など、不安なことはお気軽にご相談ください。矯正治療中の生活に関するアドバイスもさせていただきます。
当院の公式ホームページでは、矯正治療の症例も写真付きで紹介しております。気になっている方ははぜひご覧になって参考にしてみてください。
当院の矯正歯科に関する詳細はこちら▼
https://www.shin-dental.jp/ortho
■まとめ
矯正治療は「痛い」「不便」「治療期間中が辛い」というイメージが強かったと思いますが、最近は見た目や痛みを考慮した歯列矯正がたくさんあります。
特にインビザラインは有名人で行っている方も多いほど、人気を集めている治療方法です。不正咬合の度合いによっては希望しても適用できないこともありますが、そのほかの治療方法をご提案することもできます。まずはみなさんのお悩みをお聞かせください。患者様の要望や不安、お悩みをしっかりお聞きしたうえで、ひとりひとりに合った方法をご提案いたします。
みなさまのご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております!
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