2023.03.17
インプラント治療は誰でも受けられる?メリットやデメリットも

こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。
昔よりもインプラント治療が身近なものになり、治療を検討している人も多いのではないでしょうか?
しかし、治療の名前は知っていても一般的な歯科治療とは異なるため、「実際にどんなことをするの?」「誰でもできるもの?」「費用がとても高額なイメージ」など、わからないことも多いですよね。
この記事では「インプラント治療は誰でもできるもの?」というよくある質問について解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
■インプラント治療とは
【メリット】
【デメリット】
■インプラント治療は誰でも受けられる?制限はある?
①妊娠中の人
②若い人や高齢の人
③歯周病が進行してしまっている人
④噛み合わせが合わないと判断された人
⑤糖尿病の人
⑥制限に該当する疾患をお持ちの人
■当院のインプラント治療
1.衛生管理が徹底されている
2.設備が整っている
3.技術の追求
■まとめ
■インプラント治療とは
人は虫歯や歯周病のほか、事故や怪我などの外傷によって自分の歯を失ってしまうことがあります。自分の歯を失った場合に検討される治療として、入れ歯や差し歯、ブリッジなどもありますが、近年はインプラント治療を希望する患者様も増えてきています。
入れ歯や差し歯、ブリッジなどが保険適用の治療なのに対し、インプラント治療は保険適用外の治療になります。インプラント治療は、歯がない箇所の顎骨にインプラントを埋め込み、そこに人工歯を作る治療方法です。口腔内の全部の歯にも、1本の歯だけといった部分的な部分にも適応できます。
【メリット】
・天然の歯と同じように噛むことができる
・周囲の健康的な歯を傷つけずに済む
・見た目が綺麗で丈夫なため、長持ちする
・入れ歯に比べてセルフケアが簡単
【デメリット】
・保険適用外の治療になるため費用が高額になる
・治療期間が長い
・手術を要する治療のため身体的負担が大きくなる
・定期検診や通院が多い
・誰でも受けられるわけではない
■インプラント治療は誰でも受けられる?制限はある?
メリットも大きいインプラント治療ですが、デメリットのところでもご紹介したように、誰でも受けられるというわけではありません。手術を要するなど一般的な歯科治療よりも大きな治療になるため、患者様の身体の調子や、健康状態が何よりも優先されます。
ではどういった人がインプラント治療の制限を受けるのでしょうか?
①妊娠中の人
絶対に妊婦さんがインプラント治療を受けられないというわけではありませんが、基本的には避けておくべきだとされています。妊娠中はホルモンバランスが乱れやすくなり、いつもよりも心が不安定になりやすく、体調も崩しやすくなります。インプラント治療で手術をする際の不安や緊張が妊婦さんや赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう可能性が高いため、妊娠中のインプラント治療は避けておくべきでしょう。それ以外にもインプラント治療においては麻酔や薬、レントゲン撮影など、妊娠中は避けておくべき処置が多いので要注意です。
②若い人や高齢の人
若年層、特に成長期にあたる人にはインプラント治療は行えません。治療は長期間に及ぶため、治療中に顎骨が成長してしまうと治療前の状態から変化してしまうため、インプラントに不具合を起こしてしまう可能性があります。
高齢の人が避けておくべき理由は、インプラント治療に耐えるだけの体力がないと判断される場合が多いからです。長時間に及ぶ手術や、通院、治療完了後の定期検診(メンテナンス)など、ほかの歯科治療に比べてインプラント治療は身体的な負担が大きくなります。担当がこういった治療の流れに適応できないと判断した場合には、インプラント治療を受けることはできません。
③歯周病が進行してしまっている人
冒頭で説明したようにインプラント治療では顎の骨に穴をあけて人工の歯根を埋め込んで人工歯を取り付けるため、一定の骨の厚みが必要です。歯周病が進行している場合、人工の歯根を埋める余裕がないほど骨の多くが溶かされてしまっている状態になっています。そのため、重度の歯周病の人にインプラント治療を行うことはできません。それでも「どうしてもインプラント治療がしたい」という人は、骨を増やす処置である骨移植、GBR法やサイナスリフト、骨造成などが必要になります。インプラント治療の前に行うことになるため、より心身面でも金銭面でも負担が大きくなります。
④噛み合わせが合わないと判断された人
噛み合わせや歯列は人によって個人差があります。噛み合わせや歯並びによってはインプラント治療が適応できないというケースもあります。仮に適用できたとしても、治療後のリスクが高くなってしまうと考えられるため、噛み合わせが適さない場合は、ほかの方法を検討するのが安全といえるでしょう。
⑤糖尿病の人
糖尿病をもっている場合、血糖値のコントロールが難しいケースが多く、インプラント治療はできないと判断されることがあります。糖尿病の人は傷口の回復が遅くなるため、インプラント治療における手術はリスクが高くなります。さらに、血糖値の高さから感染症になる危険性も高まります。糖尿病の人はインプラント治療に限らず、出血を伴う大きな治療は避けるべきだとされています。入れ歯やブリッジなど、ほかの治療方法で処置するようにしまよう。
⑥制限に該当する疾患をお持ちの人
糖尿病のほか、高血圧および白血病、循環器疾患をお持ちの人は治療は適応できないことがほとんどです。BP製剤と言われるものを使用しているとインプラント治療はできないため、疾患をお持ちの人は、カウンセリングの時には必ずお薬手帳を持参して担当医に確認してもらうことが重要です。また、こういった場合は歯科医院だけではなく、かかりつけ医との連帯も必要不可欠です。
■当院のインプラント治療
当院のインプラント治療では、下記の3つの柱を大事にしております。
1.衛生管理が徹底されている
患者様に安心して治療を受けていただくためにも、除菌および殺菌などの衛生管理を徹底しております。当然のことではありますが、もっとも重要なことです。
2.設備が整っている
当院では3Dプリンターや、歯科用CTをはじめ、光機能化アフィニー、サージカルガイドなどを導入しております。患者様のさまざまなご要望に応えられるよう環境を整えております。
3.技術の追求
インプラント治療はほかの歯科治療よりも技術や知識を要します。当院院長は学会や勉強会に積極的に参加し、インプラント治療の技術を追求し続けております。
■まとめ
今回は、インプラント治療の概要やインプラント治療で制限を受けてしまう人についてご紹介してきました。メリットも大きい分、時間も費用もかかり、身体的な負担も大きくなります。さまざま情報を収集し、医院選びを慎重におこない、カウンセリングで担当医としっかり相談することが重要です。
インプラント治療を検討している方や、お悩みがある方はぜひ一度当院にご来院ください。
みなさまのご来院を心よりお待ちしております!
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