2023.09.08
インビザラインのアタッチメントとは
こんにちは!福島県いわき市にある「しんデンタルクリニック」です。
アタッチメントとは、マウスピース矯正で使用されるもので、マウスピースを歯にしっかりと固定し、歯を動かすための圧力がかかるように設置する白い突起物のことをさします。
この記事では、そんなアタッチメントについて詳しく解説していきます。インビザラインで歯列矯正をおこなう前に知っておくべきことなのでぜひ最後まで読んでくださいね。
■インビザラインとは
アメリカのアライン・テクノロジー社でうまれた、マウスピース矯正の一種です。見た目は透明なので装着していても目立つことがなく、ワイヤー矯正のように痛みを生じることもほとんどありません。1日20〜22時間以上の装着時間が必要で、1週間〜2週間おきに一度のペースで新しい段階のマウスピースに交換します。自由に取り外しができるので、食事を心おきなく楽しみたいという方にもおすすめです。
■インビザラインで使用されるアタッチメントとは?
アタッチメントは、インビザラインをはじめとしたマウスピース矯正の治療を進めていく過程で使用されるもので、歯の表面に直接貼り付ける樹脂製のパーツのことをさします。「アタッチメントが目立ってしまうのでは?」と心配になる方もいるかもしれませんが、アタッチメントの素材に使用されているレジンは白いプラスチックのようなもので、サイズも米粒より小さいくらいなので、ほとんど目立ちません。ワイヤー矯正のブラケットのように笑ったときに目立つなどの心配もいりません。
■アタッチメントが果たす役割
マウスピース矯正で使用されるアタッチメントの役割は、大きく分けて2つあります。
・マウスピースのフィット感を高める
アタッチメントはマウスピースをしっかり歯に固定する役割を果たします。マウスピースは患者様一人一人の歯列や治療計画に沿ってオーダーメイドで作成されます。現在の歯列よりも少しずれるように作成されているので浮いてくるような感覚になることもあります。そんなときにアタッチメントがフックのような役割を果たし、マウスピースがしっかりと歯列に固定されるというわけです。
・歯を動かす力を加える
アタッチメントは歯を動かす力を加える役割も果たしています。マウスピースのみでは歯を移動させるだけの力が足りない場合、アタッチメントをつけることで効率よく歯を動かしたい方向に動かす力をプラスできます。
■アタッチメントがついているときのに注意すること
アタッチメントが歯についていても特に食事制限などはありません。歯磨きなどケアをおこなうときはマウスピースを外した状態でブラッシングできますが、アタッチメントがついている箇所はどうしても凹凸が生じてしまいます。アタッチメントの周りやアタッチメントと歯の境目にはプラークや汚れが溜まりやすくなるので念入りにケアする必要があります。
歯ブラシだけでは毛先が届きにくく、汚れを十分に除去しきれないので、ワンタフトブラシなど細かい箇所までしっかりと磨ける補助清掃用具を一緒に使用するようにしましょう。
■まとめ
今回は、マウスピース矯正で使用されるアタッチメントについて解説してきました。インビザラインの治療においてアタッチメントは、矯正治療を計画通りスムーズに進めていくために必要不可欠なものです。アタッチメントに関して不安や疑問がある場合は担当医に相談してみましょう。
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