矯正歯科とは
矯正歯科とは、一般的には悪い歯並びを綺麗に治す治療の事をいいます。しかし、ただ歯並びの美容的な改善をするだけではなく、発音障害を改善すること、前歯で食べ物をしっかりと噛み切ることや奥歯で食べ物を噛み砕くこと、全身と噛み合わせのバランスを調整すること、歯のガタツキをなくすことにより歯の健康状態を良くして、歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わせているのです。
また、歯並びや咬み合わせの異常を「不正咬合」といいます。不正咬合の原因は様々で、遺伝のほか、指しゃぶり、鼻の病気などによっても起こります。
マウスピースの装置で目立たず矯正
透明のマウスピースによる目立たない矯正治療です。一般的な、歯に矯正器具を付けることで歯並びや咬み合わせを改善していく矯正治療に対して、矯正器具を付けずに透明のマウスピースを使用することで治療を行います。見た目が気になったり、食事や歯磨きが不便になることを心配することなく、矯正治療を始めることができます。
八重歯の矯正治療例
※本ページに掲載している画像は加工等の修正は一切していません
※仕上がりには個人差がありますのであくまで一例として捉えてください
【R.T様】
年齢:24歳
主訴:八重歯が気になるので目立たず矯正したい
診断:叢生
装置:クリアブラケット
期間:2年2ヶ月(動的治療終了時)
費用:約80万(保険適用外)
リスク:指示通りに保定装置を装着いただけない場合、後戻りする場合があります
出っ歯の矯正治療例
【L.H様】
年齢:29歳
主訴:前歯が少し出ているのと長さが違うのが気になる
診断:上顎前突
装置:セラミックブラケット
期間:2年(動的治療終了時)
費用:約80万(保険適用外)
リスク:指示通りに保定装置を装着いただけない場合、後戻りする場合があります
がたがた(叢生)の矯正治療例
【C.S様】
年齢:33歳
主訴:ひどいガチャガチャの歯並びをなおしたい
診断:叢生
装置:クリアブラケット
期間:2年4ヶ月(動的治療終了時)
費用:約80万(保険適用外)
リスク:指示通りに保定装置を装着いただけない場合、後戻りする場合があります
矯正治療を希望される方へ
不正咬合の原因や治療について、詳しくは担当医が直接お話致しますが、以下の内容ついてはあらかじめお読みください。
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1. 矯正治療の期間
むし歯の治療と違い、長期間を必要とします。成長期のお子様では、永久歯への生え代わりや顎の骨の発育が不正咬合を悪化させることもあるからです。ですから、治療期間は短くて済む場合でも3~4年かかり、10年以上の長期にわたる場合もあります。
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2. 治療開始の時期
不正咬合のなかには、なるべく幼い頃から治療を開始するのが望ましいとされているものがあります。体の成長とともに症状が悪化する場合があるからです。いつから治療を始めるかは専門の歯科医師の判断が必要です。
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3. 治療費用
通常の矯正治療は保険が適用できません。しかし、唇顎口蓋などの厚生労働大臣が定める疾患や、顎変形症などの特別な場合に限り保険適用も可能ですが、基本的には自費診療となります。
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4. 治療に必要な検査
矯正治療を希望される場合、または今の状態の検査を希望される場合、歯、顎、頭全体のレントゲン写真、口や顔の写真、歯の型などをとらせていただきます。これらは有料ですので担当医が事前にご説明いたします。また、ご家族の方々の歯並び、咬み合わせについても色々とお尋ねすることがあります。
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5. 矯正治療に入る準備
当院では、お口の健康な状態を保つため、歯磨き指導を行っています。矯正治療中に、むし歯や歯茎の病気にかかると治療を続けることができなくなります。成人の場合、飲酒や喫煙も歯周病に影響することがあります。矯正治療中は毎回歯ブラシをご持参ください。お忘れの場合は新しい歯ブラシをご購入していただくことになります。
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6. 治療日の決め方
通院は、およそ1~2か月に一回程度となります。診療日と診療時間は別表に示す通りですので、ご協力下さい。
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40歳を過ぎた患者さまへ
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